ヒーター制御回路(ハード部)補足

一昨日のブログにおいて、ACからの割り込み信号についての記述が解りにくかったかもしれないので波形の画像を載せておきます。

DS0009

黄色がマイコンへの割り込み信号(ポジティブエッジ:立ち上がりで割り込み設定)で、水色が商用電源(AC100V)の波形です。トランス(前回の回路図参照)で降圧後、AC対応のフォトカプラを駆動しています。(上の写真は、トランスの2次側を絶縁アンプを用いて絶縁しオシロスコープへ入力したものです。)

ゼロクロス付近で割り込み信号がHレベルになっているのは、ゼロクロス部分はフォトカプラを駆動する電圧が足りないために実際にはフォトカプラはオフ状態だからです。フォトカプラの2次側(コレクタピン)はマイコン用の5Vへプルアップされているのでフォトカプラでグランド側に引っ張られていない=Hレベルですね。

ですから、この割り込み信号の中心がゼロクロス位置です。例えば50%の出力を設定したいのであれば、このゼロクロス位置から半波時間(10ミリ秒)の半分である5ミリ秒経過したところでトライアックにトリガパルスを与えてやれば電圧のある間(= 次にゼロクロスするまで)は、トライアックは導通していますから50%の出力が得られます。